『るろうに剣心』★「志」を貫く葛藤と、「生き様」を賭けた闘い

ドラセナ
今回の漫画/アニメ特集は、
『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』。
福来丸
ふくまる
たくさん要望があったので、取り上げてみたぞ!
椛怜
かれん
おお!『るろ剣』だ。私も大好きだから楽しみ♪
▼一緒に学ぶ仲間達の詳細はコチラ▼

 

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―
基本情報&あらすじ

●基本情報

『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』は、和月伸宏(わつき のぶひろ)先生の作品。
通称『るろ剣』と呼ばれ、老若男女問わず親しまれています。「週刊少年ジャンプ」で1994年から5年間に渡って連載された、いわゆる「ジャンプ黄金期」を代表するものです。

 

その後も、アニメ化、OVA化、舞台化、実写映画化・・・と、時代を超えて愛され続けている、日本が誇る名作です。

●あらすじ&構成

動乱の幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた、伝説の剣客、「緋村 剣心」(ひむら けんしん)。

その後、明治維新を経て約10年、
とある理由から、「不殺」(ころさず)を誓い、
流浪人(るろうにん)として全国を旅していました。

そんな中で、新たな仲間や、かつての宿敵と出逢い、様々な物語が展開していきます。
※ちなみに「るろうに」とは、「流浪人(るろうにん)」をもじった造語。
流れ者や放浪者を意味しています。


本編(原作)は、4部構成になっています。

●東京編(1~6巻)
●京都編(7~17巻)
●人誅編(18~28巻)
※『週刊少年ジャンプ』にて、1994年~1999年連載。

●北海道編
※『ジャンプスクエア』にて2017年9月より連載。

1999年で、本編は一旦「完結」となりましたが、北海道編は、新たな続編として再スタートしました。


 

ドラセナ
「不殺」(ころさず)の誓い・・・興味深いわ。
福来丸
ふくまる
面白そうだな。
椛怜
かれん
剣心の葛藤が魅力だね!北海道編も楽しみ♪

最大の見どころ。
『信念』を賭けた熱い闘い

『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』の最大の見どころと言えば、やはり、『信念』を賭けた、熱い闘いではないでしょうか。中でも、激しく濃密に描かれているのが【京都編】です。異なる『信念』を持つ、魅力的な人物がたくさん登場します。

 

「緋村 剣心」(ひむら けんしん)


「人を絶対に斬らない。殺さない」という、「不殺」(ころさず)の『信念』を持っています。


「不殺の誓い」を立てた「心優しき剣心」と、かつての冷酷な「抜刀斎」の間で揺れ動き、葛藤しつつも、これからの時代に生きる「道」を切り開いていきます。


それを象徴した、刃が逆の斬れない刀、
「逆刃刀」(さかばとう)をあつかい、人を守るために闘います。

 

「斎藤 一」(さいとう はじめ)


かつての剣心の宿敵である、元新撰組三番隊組長。維新の後は、明治政府の警官として職務を全うしています。

 

平和維持のために尽くすという点では、剣心と同じですが、唯一違う点は、「悪・即・斬」(あく・そく・ざん)という、悪しきものは即座に斬り捨てる『信念』です。


必殺技は、「突き」を極限まで磨き上げた、シンプルにして強靭な破壊力を持つ「牙突」(がとつ)。彼の、『信念』を曲げない実直さと潔さが表れた技と言えるでしょう。

 

「志々雄 真実」(ししお まこと)


影の人斬り役として、抜刀斎(剣心)の後を引き継いだ男。
「所詮この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ」
という『信念』の元、明治政府転覆と日本征服を目論んでいます。


日本を「修羅のみが生き残る強国」にすることが、最終的な野望であり、
自身の「正義」としています。

 

その『信念』を象徴した武器「無限刃」(むげんじん)。
弱者を糧に、己の野望の為に闘います。

 

ドラセナ
なるほど、刀(武器)の奥にある、『信念』をかけた闘いというわけね。
福来丸
ふくまる
ホォウ!
椛怜
かれん
他にも個性的な登場人物がたくさんいて、全員カッコいいね。

 

 

【まとめ】善悪は関係なし?!
『信念』は人を魅了する

今回は、『信念』に焦点を当てて、
『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』の魅力を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。


興味深いことに、例え極悪人であっても、
人は『信念』を貫く者に、魅了され、憧れを抱いてしまいます。
その証拠に、敵キャラクター「志々雄真実」は、
数ある漫画の中でも、実はかなりの人気を誇っています。


善悪の概念を吹っ飛ばして、
「カッコいい!」と感じさせてしまうところが、
『信念』の持つ威力と言っても良いでしょう。
※悪人になれと言っているわけではないので、誤解なきようお願い致します。

 

また、登場する人物のセリフには、
心に響き、胸に刺さる「名言」が多いのですが、
これも、『信念』を貫くことによって、「言葉」の力が増幅されているといっても良いでしょう。


『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』関連の作品は、どれも魅力的ですので、
まだ見ていない方も、すでにファンの方も、是非、これを機会に楽しんでいただければ幸いです。

ドラセナ
善悪を超えて、「人間」を魅了するパワーがあるのが『信念』・・・興味深いわ。
福来丸
ふくまる
ホウ。「人間」って面白いな!
椛怜
かれん
確かに、敵キャラも魅力的!
「名言」もたくさんあるから、また読み直してみよっと♪

 

 

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事